明かりの届かない処

週末、タペット調整を自分でやりたい!とのご要望、ロッカーアームタイプのGSX-Rだった。
横で確認をしながら作業を見届ける・・・作業経験の有無が本当に良くわかる。
物を分解した事有るとか無いとかは、ハッキリ言ってあまり関係が無いと思う・・・
構造や原理を理解する事が本当に重要だ。人の作業を見ていると自分もこんな感じだったんだな~
なんて思いながら色々と指摘をする。
1)工具を床に置かない
工具様のお陰で組んだりバラせたりしているのだ大切に扱って欲しいのだ
2)外した物の分類
工具とネジとウエスなんかをゴッチャ混ぜ最後に余りものが出たり、ウエスを使ったらネジが紛れてて
ポロッなんて事もあるからしっかり分類を
3)手は常に綺麗にしながら作業する事
汚い手で折角洗った物に新品グリス塗ってどうするの?汚い手で触ったバイクや工具も汚れるし
以上最低限を指示し作業させたが既に上の空、ネジが緩まない、ヘッドカバーが取れないとガチャガチャ
やってました・・・ネジもそりゃー緩まないよー。大体の人が何故か知らないがラチェット好き!
どこで覚えたのか、まずはラチェットにボックス差してカチャカチャしだす・・・
しかも偉い固着箇所もラチェットでフルパワー!”おい工具が壊れるだろが!”
ラチェット等は本来、首振りが出来ない狭い箇所等や単調な連続動作で使用するものだが、それに
長いエクステンション付けてボックスを付けてそりゃーアカンよ!
工具もしなったり曲がったりすると言う事をもっと知って欲しい。
緩まない!凄い堅い!何て事を言い出す。”どれっ?””パキッ””えええ?”
ネジがどうなって固定され緩むのかを説明し緩めるコツは瞬間衝撃である。
要は”ショックドライバー”の原理だ!例えば空冷4発のエンジンをバラしスタッドボルト何かは
交換必須部品だ!しかしスタッドボルトプーラーを使ってもボルトがしなり緩まない。
ぐーって長いトルクではなく”ふんっ”って瞬間トルクで緩める訳だ!
ロックタイトの付着箇所なんかもそうだ!メーカー純正のブレーキローターボルトなんかはまさにそう!
ぐっーってやると頭が変形し結局はタガネとハンマーで取る!しかしパッキ!ってやれば簡単に取れる
訳だ!私はショックドライバーにボックスを付けて外す!本当に一瞬で取れる。
話しは反れたが今度はヘッドカバーが取れない!ガチャガチャ引っ張る!取れないのは何かが引っ掛かっているからだ(当たり前だがそうはいかないのが人)そんな素振りを見るとまさに猿そのものだった・・
(続くかな?)打つのが飽きたのでこの辺で・・・・

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