
今日はスイングアーム/リンク回りを整備致します。

いつものアンダーチューブスタンドであげるとメンテナンス性良好です。
ウチの様に天井にチェーンブロックがないとこれしかありません。
幅/高さも自由自在です。この様なものをスタンドメーカーが販売することを祈ります。

汚れは優しい感じです。距離は実走かもしれませんね。

年式の割に比較的コンディションは良好です。

チェーンスライダーの摩耗も優しいです。

グリスはネチャネチャになっておりますがあると無いとでは大きな差が出ます。
防錆効果が一気にあがりますからね。

現在では絶版のスズキのプーラー。多少勝手が悪いですがあると無いでは大違いです。こんな所をスライディングハンマーで外すのはありえないですね。
スイングアームを綺麗にしっかり固定する事が出来ればスライディングハンマーでも良いでしょう。

ムニュ!っと外せます。道具が揃っていればスマート&スムーズに作業が進行致しますしその工程を人に見せても痛くありません。

アルマイト処理されていれば基本的には導通しません。なまですね。

ならば研磨して美しく仕上げてから組み付けましょう。

しっかりとニューテックNC100グリスを封入しておきます。

ピボット幅の確認です。部品を交換して組み付ければパフォーマンスはそれなりに向上すると思います。少し鼻の油的に内容を詰めれば1%位?は良くなるかもしれません。
この状態がスイングアーム内容物がフレームに入った状態です。

0.5MM位で入るシムがありませんのでこのままいきます。
最近のバイクはピボット幅が調整できるものも増えて来たので楽です。
締め付けトルクで締めてもここがガタガタの車両も結構あります。
”隙間が多い=フレームを内側に絞りあげている”状態となりますのであまり良い状態ではありません。注意が必要ですよ。
よく考えるとチェーンラインって何?っていう話になってきます。

スイングアーム側もベアリング打ち変えてしっかりNC100

ダストシールを少し均してしまいます。少し古いバイクはいちいち渋いです。
泥を走るOFF車であればやりませんがONであれば問題ありません。

チェーンスライダーも新しいととても気持ち良いです。

小箱提案がありましたのでフルストローク付近で確認致します。

20MM程度しか隙間ありませんね・・・・ダメな様です。残念
