あっと?いう間に20年経過車。イナズマ1200ブレーキキャリパーメンテ

イナズマ1200も既に20年経過車。。。。ですね(旧車)

2000年に1980年GS1000(2型)乗るのと年月的に同じ?感じです。
しかし近年の部品は品質向上のお陰か問題も減りましたよね(*^-^*)

流石!ベテランライダーそろそろブレーキをOHしたいとご用命でございます。

見慣れたトキコさんキャリパーです。

流石トキコさん。当然アルマイトは掛かっておりませんので中はしっかり腐食してくれていると思います。

キャリパーあるある ダストシールが捻じれると言う状態でございました。

皆さまキャリパーピストンの動きが渋い!と言ってお時間掛けてピストンを揉み揉み。。。延々 もみもみ もみもみ はぁ~1時間はやったなぁ~しみじみっと

しかしその捻じれて硬化したシールが本来の状態には程遠いかと思います。
分解・洗浄をしOHした方が時短であり、その効果・パフォーマンスは比較にならないと思います。
所詮ゴムですので時間と共に劣化していきます。さっさっとOHすることをお勧め致しま。

画像の様にシール溝ないで腐食がはじまりゲジゲジと沸き上がり内側にピストンを押し出してシールも渋くなり、捻じれてしまうと言った感じです。

ボディーも含め綺麗にしていきましょう。
ピストンは毎回交換してしまいます。ニップルも消耗品ですので交換しておくと安心度がぐぅ~っとアップします(‘ω’)ノ

ウェットブラストにて研磨しツルツルに仕上げておきます。経験上、腐食もし辛くなり見た目も均一で美しくなります。
設備次第で仕上がりのパフォーマンスや速度も耐久性も見た目もぐぅ~っとアップすると思っております。

エアブロー後にオーブンで完全乾燥し冷却後に組み付けます。
潤滑剤はCCI メタルラバーMR20を使って組み込んでいきます。キャリパーOHグリスを使っている人には一度試して頂きたい逸品です。
トキコがブレンボになるは大げさですがその位良く動いてくれます。

これを使うとグリスを使うメリットって・・・・っと思うかもしれません。

フロントの100MMピッチOEMブレンボ移行します。
金色でこの鋳肌が非常に厄介です。。。。本当に綺麗にし辛いキャリパーのひとつです。

あまり知られておりませんがやや大きい超音波洗浄機を持っております。
むっちゃ熱湯になります。

淡い期待を抱きつつ・・・1時間程ジィーってやりましたがほぼ効果もなく( ;∀;)
まぁあれしかないか・・・・あれしか。あれね。

どぉ~よ。まさに か・ん・ぺ・きな仕上がりです。
今日もひとつお勉強してしまいました(‘ω’)ノ

洗浄前が無いのが悔しい所ですが納得の仕上がりでこちらもサクサク組み付けて行けます(‘ω’)ノ

キャリパーはオーブンで完全乾燥しOH部品検品後し組み付けていきます。
1に確認2に確認です(‘ω’)ノ

っといった感じでOH完了致しました。

漏れたら嫌なので耐圧検査(ブレーキ掛けたまま)にして滲みなどをチェックしておくと安心度がアップ致します。

試乗も致しまして完成致しました(‘ω’)ノ

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