【Thoughts】カウルやスクリーン(樹脂)を傷めない固定やボルトで締め付け。

樹脂を金属ボルトで締め付ける構成って意外と純正でも存在しますよね。

その締め付け時に誰でも感じると思う事あります。
・締め過ぎるとクラックが入るもしくは割れてしまう
・緩いとボルトが脱落・緩む

緩む・脱落するからネジロック。割れるからゴムを挟む。
基本的に取り付け構成はシンプルで勝手も楽な方が万人において有効である。

ボルトにはしっかり必要なトルク掛けておきたいですよね。
そもそも、その取り付け構造が問題なのだと思います。

金属のボルトで樹脂を挟んで締め上げて良い事はなにも無いと思います。
規定トルクがM5 M4の弱いトルクだから~と言う問題ではありません。

そもそも樹脂は変形し易いのです。

ボルトで締め付けて樹脂が変形し凹めばトルクも抜けてしまいます。
そして経年劣化で樹脂自体も割れやすくなります。
なるべく樹脂に負担を掛けずに金属同士で底付かせたいものです。

90年代位からは随分とマシになっていると思います。

ダンパーにカラー(スリーブ)を入れて底付かせたり
ボルトが段付きになっていて底付かせたり
ウェルナットやプッシュリベットの存在も非常に大きいです。
本当にこれだけでかなり軽減されます。

以前から思っているのですがGSX1100Sのスクリーン固定方法あれ微妙ですよね。
私の見る限りではほぼみんなスクリーンにクラック入っております。。。入っていないのは甘締めの印象です。
重い腰を上げて?割れ辛くクラック入り辛く整備性も良い方法を今度提案したいと思います。*結構当たり前の方法ですが・・・

同じく・・・Z1Rのスクリーン固定もあれも問題。
先日お客さんが自分でスクリーンを付けていたのですが・・・私的には締めた所が凹んで悲しい・・・
締め付けも微妙でやたらと手間取っていたように感じました。
この70年代80年代は便利なものも少なく下手するとロックナットすら採用されていない様に思います。
当時純正で採用された方法が21世紀でも最善?ではない事も多いです。
色々な材料や手法を吟味し良いものは常に取り入れて行く事も大切です。

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