【整備ログ】スーパーテネレ1200(XT1200ZE)にブレンボRCSラジアルマスター!4ピンスイッチと電子制御を活かし切る下地調律

今日のつぶやき (‘ω’)

我が家にやってきたボリスブラウン(採卵鶏)たちのお話。 本日、記念すべき初日!緊張しながら広々とした芝生へいざ初放牧してみました。

……やっぱり鶏、あんまり頭はよろしくないのでしょうか(笑)。 人間が後ろから追っかけるとパニックになって逃げ回るくせに、「エサ箱をシャカシャカ鳴らす音」には秒で釣られて寄ってくる現金さ。
「あ、これ音で誘導すればコントロール自体は意外とイージーだな」と初日にして攻略法を掴みました。

広い芝生を満喫しているかと思いきや、フェンスのちょっとした隙間からスッと脱走! ……
まあ、呼べば(というかエサの気配で)すぐ戻ってくるんですが、気になって一日中ずっと様子をチラチラ監視していたので地味に疲れ果てました(汗)。
脱走対策のネットやら金網やら、モノタロウで追加資材をポチポチ買い足して、時間もお金も地味に吸い取られていきます。

早く採れたての初卵を拝んでみたいものですが……本日の収穫はゼロ個( ;∀;) 環境が変わって向こうも緊張しているでしょうし、まあ焦らずのんびり付き合っていきましょうかね(´ω`)

今日の大型ツアラー・ブレーキ&油圧調律ログ

対象車両: Yamaha XT1200ZE Super Ténéré(スーパーテネレ1200 / 電子制御サスペンション搭載・大陸横断フラッグシップツアラー)

ご依頼内容: Brembo(ブレンボ)RCS ラジアルマスターシリンダー換装&油圧・電装下地調律

直面する「最新アドベンチャー×ブレンボ化」の分厚い壁:

  1. 電子制御スイッチ回路の罠: 特にクラッチ側の4ピンコネクター(2系統ON/OFFロジック:セル始動インターロック+クルーズコントロール解除信号)。市販の汎用スイッチをただ繋ぐだけではクルコンがエラーで作動しなくなる!
  2. 巨大ハンドガード&スクリーンの干渉: フルステア時、純正の大型ナックルガードや可動式スクリーン、インナーパネルにマスター本体やリザーバーホースがミリ単位でヒットする危険性。
  3. ABS配管とバンジョーボルトピッチ: ヤマハ純正(M10 P1.25)からブレンボ規格(M10 P1.00)への適正変換と、硬質な純正ブレーキパイプへのストレスフリーな接続。

デコボコ流・ラジアルマスター下地調律のキモ:

  • スイッチ回路の徹底解析による「2系統マイクロスイッチ/リレー調律」で、クルーズコントロール等の全電子制御を純正同等に完全維持。
  • ナックルガードステーのオフセット加工&ホースの三次元アール取り回しによる「フルロック干渉ゼロ」の構築。
  • 専用チェンジャーによる完全脱泡エア抜きで、車重260kg超のビッグツインを指先1本で意のままに操る極上のコントロール性を解放。

店主の一言: 最新の電子制御マシンだからこそ、社外パーツの「ポン付け」は絶対に通用しません。マシンの頭脳(電装ロジック)と機械美を完璧に調和させる丁寧な下地処理をお届けします!

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26番をどう?捉えるか

4本線が出ているスイッチを見ると、「あ、これ4系統がぜんぶ同時に導通(集合)するタイプだな」って普通思いませんか? はい、わたしも完全にそう思い込んでおりました……。

が、しかし!テスターを当てて実物の回路を追ってみると全然違うんです。 ブレーキもクラッチも、A-B間とC-D間という「独立した2系統が同時にON/OFFする」という複式スイッチ構造。

アース(共通線)の入り切りで振り分けるだけの3線(3系統)タイプなら日常茶飯事で見かけますが……完全に独立した2回路を背負わせているとは。 社外マスター(ブレンボ等)への換装やスイッチ移設をやっていると、こういう電装の「初見殺しなトラップ」に時々遭遇させられます。 思い込みで結線せず、必ずテスターで中身の回路を暴いてから組むのが正解ですね( `ー´)ノ

用心深いのでSTDスイッチを確認して正解でしたね。


A-B、A-C、A-D…… B-A、B-C、B-D…… C-A、C-B、C-D…… D-A、D-B、D-C……

念には念を入れて、全端子総当たりの組み合わせでテスターチェック! 「まさか単なるメカニカルスイッチにダイオード内蔵で極性(向き)なんてないよな……?」と思いつつも、現代車の電装は油断ならないので徹底的に導通を総当たりしました。

ブレンボのラジアルマスター換装って、本体のボルトオン作業そのものよりも、この「スイッチ周りの回路解析と配線処理」で作業時間の大部分を持っていかれたり、手がピタッと止まったりするんですよね……(笑)。 でも、ここで横着せずに回路の素性を100%暴いておいたからこそ、後腐れのない完璧な仕上がりになります( `ー´)ノ

マイクロスイッチを複列にするのが手っ取り早い

SUS(ステンレス)板から切り出してスイッチブラケットをワンオフ製作!

ブレンボ周り、見た目以上にスペースの余裕がなくて地味に難所でした。
スイッチを固定する穴位置がボディの壁面やレバーストッパーの可動域とカツカツで、コンマ数ミリ単位の追い込み。 しかも独立2回路だから配線が4本も通るわけで、ハーネスの逃げ代も確保しなきゃいけないというパズル状態。

最初は「純正スイッチを丸ごと流用して移植するか?」とも企んだのですが、それをやるとステーが大掛かりになる上にブレンボレバー側の切削加工まで必須になっちゃう。 それなら「可能な限りシンプルで、後々のメンテナンス性も良いスマートな構造」を目指してSUS板で作り込みました。

タイトなレイアウトでしたが、無事にすべてのクリアランスを躱して綺麗に収まりました!
クリアできて一安心です( `ー´)ノ

是非?スーパーテネレ1200でマスター交換する方は・・・参考に・・・

エア抜きも完了してリフトに乗りました。

電装のパズルさえ解けてしまえば、もう悩み無用!
最大の山場だったスイッチまわりを完璧にクリアしたので、
ここからは勝手知ったる機械的な組み付け&エア抜き作業へ。
迷う要素は一切ないので、気持ちよくササッとテンポよく進めていきます( `ー´)ノ

マスター側のニップル(リザーバーホースの差し込みシロ)、意外と浅くて油断ならないんですよね。

万が一の走行中の抜けやフルード滲み、振動によるズレを防ぐため、今回はしっかり「ワイヤリング&クリップ」の二重対策で確実に留めておきました。

目立たない地味な箇所ですが、ブレーキやクラッチ周りはこういうフェイルセーフの積み重ねが命。 安心して全開で握り込める仕様にしてあります( `ー´)ノ

えっ?今度はスロットルワイヤーが邪魔なんですけど……!?

ブレンボのボディやブレーキホースの取り出しと、スロットルホルダーから出るワイヤーのガイドパイプが思いっきり喧嘩(干渉)するトラップ。カスタム現場の「一難去ってまた一難」あるあるですね(笑)。

無理にワイヤーを突っ張らせて変なR(曲がり)をつけたり、マスターの角度を妥協するわけにはいかないので…… ハンドルバーに回り止めのピン穴をサクッと追加工で開け直して、スロットルホルダー全体を少し前方へ「前倒し(寝かせ)」にセット!

干渉を綺麗にかわしつつ、ワイヤーの引きもスルスル軽快なベストなポジションに落ち着きました( `ー´)ノ

スロットルホルダーを寝かせたことで、心配だったナックルガードもしっかり干渉をかわしてくれました!
マスター本体やレバー、ガードステーとのクリアランスもバッチリ確保できてホッと一安心です……!

電気のスイッチ加工から始まって、ホルダーの穴開け直し、ガードの逃げまで、コクピット周りのパズルを無事にすべて解き切りました。 最大の難関は完全に突破! あとは各部の仕上げメンテナンスをサクサクッと進めて、いよいよゴール(完成)間近です( `ー´)ノ

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