
タペット調整を行いましょう。

先に段取りをしておくと作業が早いです。ブリーザーカバーは研磨しボルト類は研磨してから塗っておきます。
この新しい黒いスプレーがまた強い。黒染めよりも上ですなぁ~

プラグ焼けも良い感じですね。

#1 IN
#2 EX

#2 IN

#2 EX

#3 IN

#3 EX

#4 IN

#4 EX
全てかじりも無く良好なコンディションで安心です。
”かじり”に対してとても恐怖を感じている方が多いと言う印象があります。
”かじる=焼き付く”の様なイメージがあるからかもしれません。
正直な所、カムのかじりで”ギィー”とか異音が発生し壊れる事はほぼ少ないと思います。カムとロッカーが減ってどんどん”ローカム”になっていく感じ。
その減った金属粉は?と言われるとあまり良い方向ではありません。
過去に当店NO1のかじり車両を見た事があります。信じられない程の異音でアイドリングで”ガチャガチャガチャ*10倍位”の音量。これは大事だなぁ~っと・・・
ヘッドカバーを開けるとカムもしっかりかじってました。でも異音の大きな理由はロッカーアームの摩耗が実は大きいと思います。スリッパーの減り易い所が出てしまってタペット調整しても遊ぶ位置が多少出るのだと思います。
タペット音うるさいなぁ~の時はロッカーアーム交換が実は効果絶大?かもしれませんよ。

前オーナーのオイル管理はあまり良いとは言えない感じですね。
この様にスラッジがへばり付くとオイル交換だけでの洗浄は厳しいです。
万物が同じように汚すのは楽ですが綺麗にするのは大変と言う事です。

キャブを外してインマニを交換致します。
このY字オイルラインもその内部品供給とまるだろうなぁ~なんてセンチに思ったりです。

供給止まると困るインマニです。油冷のインマニは少しオフセットしているので流用が難しいです。純正キャブで乗っているのであれば保湿してあげれば10年位は平気だと思います。ハーネスやインマニは出る内にストックするがベターですよ。
(油冷は設定多すぎて流石にウチも在庫しておりません)

同調合わせて完了となります。
後は試乗だけです~
