【Thoughts】彼は言った”このバイクはこんなもんだ”っと

イメージですが・・・・
バイク屋さん常套句 ”このバイクはこんなもんだ”って言われた人、意外と多いかも?
書いて見て思った”自分も気を付けよう~”っと。しみじみ

良くある状況パターンと言えば
・中古バイク購入後に不調な時
・修理作業後にパフォーマンスを得られない時

このバイク本当にそうなのか・・・な?
ツナギ来た大人に真顔で強く言われると”そうなのかな・・・”って思ったり

多少内容が異なりますが実際に”こんなもの”と言う時もあります。投げやりには言いません。
お客さまは大抵、不調でパフォーマンスを感じられず、不満に思う所に投げやりな言葉と言う燃料追加される感じかもしれませんね。

当然、そのあと購入/作業店に相談し冷たく追い返されて・・・
もういいや・・・

;つД`)シクシク。
っと思った話(当時)

あっロング ロング タイムアゴー

その昔、私名車?ヤマハRZ125が凄く欲しくなりまして・・・・(YPVS付)
毎月のバイク雑誌をよぉ~く隅々まで調べた事を覚えております。(立ち読み)

わたしの年代的にはRZ125(YPVS付)は少し旧車でして、なかなか中古車が見つからなかったのを今でも覚えております。


どきどきしながら毎月雑誌を読み、やっとの思いで見つけたRZ125。そのお店に電話確認をした所”在庫有り”でしたので早急に確認しに行く流れとなりました。

場所は大田区の端っこの方。。。。公共交通機関を乗り継ぎ
到着したのが”解体屋?”風のバイク屋さん?なのか・・・どうか・・・・不明?なお店。

近年の様にバイクの配送の流通も利便性高くありませんでしたので行動範囲で購入しか選択できませんでした。

そのお店(工場)の大きさとバイクの数に圧倒されたのを鮮明に覚えております。

入った瞬間。。。。これは凄いバイクの数だ・・・まさに”宝の山”だな・・・・っと

その薄汚れた工場内。照明も少なく、ただ殺風景な倉庫にぎっちりバイクと部品を詰め込んだと言う物々しい雰囲気。
ある意味 味があってかっこいい。。。

店内は古いオイルやガソリンの混ざった独特の香りが立ち込め乱雑に分解されたバイクが並び、それもまたドキドキわくわく感を掻き立て”ほかにもっと良いバイクがあるんじゃないか?”っと店内を宝探し気分で探索したい気持ちがこみ上げてきます。

”先程、電話にてお伝えしたRZ125を見に来たのですが~”っと伝えると
薄汚れたつなぎを着た店員が不愛想に

”そこ! そこにある奴!”っと。。。なんとなく好きな仕事をしていると言うより淡々と冷徹に職務を遂行し、対応からは微塵も愛情も無い様に感じ取れました。

そしてRZ125の実物を見てみると
”写真より10倍ボロイ・・・・な。。。。。”
心の中で”ボロすぎだろこれ・・・本当に大丈夫か?”っと強く思ってしまいました。

念の為・・・・・”これエンジン掛かりますか?”っと伝えると

”あぁ~”っと

面倒くさそうにバイクを手前に引っ張り出して”キック100回!”(店員)
もちろん当然掛かりません・・・・プスリとも・・・

”あぁ~今は掛からないね”っと店員は私に伝えますが・・・”今は?”・・・
実際にこれは乗れる様になるのか?この現状なのか?と尋ねると

”買うならしっかり乗れる様になるさっ”との回答に勢いと言う船に乗った気分で契約しその日は終えました。

数週間しまして・・・電話(いえ電)があり、納車の準備が出来たのでいつでも大丈夫との連絡が来ました。早速、胸躍らせヘルメットとグローブをもっていざ引き取りに。

ワックスギンギンにタイヤまでギンギン??に光ったRZ125は店頭にて出動の準備は万全、各種書類を受け取り特に見送りもなく
”んじゃ!”っと言われて店員はまた冷徹な職務に戻ります。

ん。。。んじゃ?って。ままままぁバイクの納車日だ気にせず楽しく乗って帰ろう。
エンジンを始動すると異様に?白煙が凄い・・・・ちょっとおかしくないかな・・・古いからかな。。。
かつてMBX50もNS50Fも乗っていたのでこの状態にやや違和感を抱きつつも、RZ125に乗れる喜びから帰路の産業道路を突っ走ります。

吹け上りは最悪。。。。チョークを引いているように重く、高回転は全く回りません。仕舞には途中で何回もストールし、エンジンは止まってしまい自宅に戻るまで大変な思いをしました。
まぁ古いバイクだし久しぶりに動くようになったからかな?と数日様子を見ますが特に改善はされませんでした。

東京の1つの区をまたぐ事すら大変な状態である事を購入店にその事を伝えると
”アクセルの開けが足りない” ”乗り方が悪い” ”入れている2ストオイルが悪い”っと投げやりな対応でした。
ある程度、予想はしておりましたが正直”まじかよ?”です。

気持ち折れずにその不調を電話にてしつこく伝えると
”一度もってこい”と言うのでそのモサイRZ125を休み休みどうにかそのお店に辿り着き診断して貰うと
”あぁ~こんなもんだね~古いから”っと

いやいや乗り物としてどうかと思う”っとしつこく伝えると
”あぁ~ちょっと診るから置いてってよ”

”置いてってよ”って・・・まぁでも治るなら・・・いいかな?

”正直もういらないかも、もうこの店に関わりたくないかも”っとしょんぼりしながらまた公共交通機関でとぼとぼ帰宅致しました。

そんで数週間後(えらい遅い)

今度は”できたから取りに来い”と言う電話が来ました(いえ電)
かなり嫌な予感も抱きつつバイクをそのお店に引き取りに行きました。先日の納車日同様にバイクは店頭に出されておりましたが外装は作業後の汚れたまま ただ冷たい職務を遂行され”それ以上でもそれ以下でもない”情景が非常に悲しく思えました。

結果・・・結局あの原因は何だのか?との問いに店員は。。。。

”あぁ~エンジン積み替えた したら治った”っと・・・
えっ?ええぇ? うぅ~ん???そっそう??で・す・か・・

結果は同じであっても、もしその過程が滑らかであれば物事はもっとスムーズに気持ち良くなったのではないかな・・・
*対応大切・・・っと思いました。。。

と言う20世紀のお話でした。(実話)( ;∀;)




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