【Thoughts】バイク整備。ベアリング交換、技不要にするススメ。。。

達人クラスになると、どんな作業も確実に正確に・・・な筈と思っておりました。

しかしやはり人間。

うっかりも?ポッキリも?する訳でして
10発10中なら大丈夫でしょうが

100万発100万中と言うのは実に難しいです。



体調の良し悪しや人間の劣化もありますから。。。
常に技不要で確実に達成できる確率を高めるゲーム?なのかもしれません。

例えばベアリングの抜き差しって歳を取れば取る程、怖くなってきます。
ベアリングの圧入公差を加工したりする人はその100分台の大切さを知っている筈。
たぶん

おりゃ~ガンガンガン~ ひぇえええ~

そんな作業を見ると”いやぁ~やめてぇ~”っとしくしくと痛感します。。。。
良くお客さんには言いますが

外からではモノの状況はわからない

余程酷ければ別ですが。。

例えばベアリングの抜き差しでこれは緩いな・・・・と言う状況下でも、そのまま出しちゃう人は出しちゃいます。(*納車)

ホイールベアリングの圧入シロが片側少し緩いだけではすぐに体感できる症状はでません。

気が付くのはタイヤを交換する時やホイールを外す時。

しかしホイールベアリングをその作業の時にノーチェックであれば、更に気が付きません。
下手すると数年経過し、いつ何処から発生していたのかわからない。
そんな事は世の中、沢山あります。

悪く言えばトランプの”ババ抜き”をしている感じ。



ババを引いても誰かに引かせれば良い、バイク好きの整備士でそんな気持ちの人は少ないと思いますが。。。極力、面倒はご免です・・・と言うのが実情かもしれません。

ベアリングの抜き差しで何が大変かと言いますと

真っ直ぐ抜く入れるって何?

どこに対して真っすぐ入れるのか、またそのプーラーの作りや公差やどこを基準を置き進めていくのかまで考えると非常に難しいです。

正直、そこまで精密なモノではないのですが、色々なガタや公差とお友達になってより確実性を向上させるべきだと思います。

自分がやり易い道具を作る。これに限ります。

アタマやセンスや技を使う必要も無く、確実に作業を遂行できるものを作ってしまえば良いのです。

たいてい、その作業の時間や段取りの関係でありモノで作業してしまったりします。
特にボックスを使ってしまう事もあるかと思います。

旋盤があるのであれば、その時にしっかりフィットするモノを製作しておけば次回以降は本当に楽になります。
一回手間を掛けてあげるだけで今後の作業がより確実になり
”ハッ!”っとする事は激減するでしょう。

たかが道具一つ、治具一つですが所有して愛着が持てるものを増やす事が確実な作業に繋がると考えております。




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