【Thoughts】バイク整備・修理・改良。最終形を想像しつつ進めていく。

基本的に二度手間が嫌い。

面倒ですよね・・・。
まぁ手間が増える程、売り上げもあがるので難しいラインです。

上手い提案よりも下手な提案が良く。
希望依頼を言われたまま作業する方がお店側としては提案責任がないので楽です。

依頼内容をそのまま作業するのが楽?

このメーカーのこのパッド・もしくはタイヤを交換しておいてくださいと言う流れ
”このパッド/タイヤを選んだ理由は?”と聞く事もあります。

どうしてこのパッドの摩材で、どうしてこのタイヤのそのサイズなのか・・・
違和感を感じ疑問を抱く事も多々あります。

”ネットやSNSで良いって書いてあったから・・・・”
半分◎/半分△ 
なるほど~っと新しい世界を知って感じる事もありますが、あぁ~っとがっかりする事もあります。
下手な提案は責任問題も出てきますので、正直お客さんに言われたものを付けておくのが楽です。
あーだーこーだー言って面倒臭い奴だな?っと思われるのもお互いに温度差が生まれますから。。。

見る角度・感じる角度で物事は変化しやすい

オリジナルで非常に気持ち悪いハンドリングのバイクがあったとしましょう。
その様に表現されると”劣評価”かと思います。

しかし”唯一無二、乗り手を選ぶ、通好みの乗り味”と書かれればどうでしょう。
悪い気はしませんしむしろ選ばれた人しか感じられない領域?
”海鞘(ホヤ)”的な食感?味?と言いましょうか・・・実に難しいです。

見た目においても画像は自分が良い様に撮影します。
例えば自分の顔を鏡で見る時も同じくです。”良い様に見る・見ている”のです。
360度全ての角度から見て素晴らしいものは非常に稀です。
見方・感じ方で人間の気持ちは変化し易いです。

時間とお金を掛けると思いが強くなる傾向。

これは自分でも同じです。
これだけ時間や手間を掛けてお金も掛けたのだから悪い訳がないと思いがちです。
気持ちや掛けた費用が脳裏を横切り全てポジティブに向かうとします。

単純な積算だけで良くなると思えません。
常にバランスを考えていると良いでしょう。
誰しも陥るアフターパーツの積み重ね、何度も部品を交換し費用と時間を掛けて悩みに悩んだ結果に合格点を出しつつも、ふと乗ったノーマルが極上に感じられる事もあります。
メーカーは偉大です。

最終系を常に意識する。

すべてにおいて最終形を漠然とでも想像しておくと良いでしょう。

鋭い切れ味の日本刀はメンテナンスや保管に手間やお金が掛かります。
切れ味や見た目を保たないとその存在意義は危ういです。

ある程度、ざっくり使えて耐久性のある斧の様な存在だったりするのもありです。
これは趣味の世界であればすべて通ずるものだと思います。
最強の切れ味を常に持続させたいのであれば現行の選択が間違いありません。

機械も古くなりますし摩耗します。
すべてにおいて理想と現実が常に介在しておりますので一度想像してみてください。。

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