
今日のつぶやき (‘ω’)
10月や11月の「二桁月」に入ると、一気に月日の流れが加速する気がするのは、
やっぱり日が暮れるのが早くなるからでしょうか。 みなさま、どんな秋をお過ごしでしょうか。
まだまだ作業はたっぷり山積みですが、抱えていた「宿題」もひとつずつ確実に終わりが見えつつあります。
久しぶりにスズキの油冷エンジン車が続いていますが、触っていて改めて「やっぱりすごく良いな」としみじみ実感中。
何が良いって、作業の進行過程で余計なトラブルが本当に少ないこと!
ボルトやナットが固着して外れない、途中で折れる、ネジ山がもげて崩壊する……といった現場の胃が痛くなるトラップが滅多に起きないので、精神的にめちゃくちゃ楽なんです。
バイクという乗り物が工業製品として一番脂が乗り、すべてにおいて完成され切っていた時代の良さを感じます。
まだまだ自分の中では新しいバイクの感覚でいたバンディット1200(K6)も、冷静に計算すればもう「20年落ち」のネオクラシック枠。
この節目に各部をしっかり見直してツボを押さえておけば、この先もずっと安心して気持ちよく楽しめますね( `ー´)ノ


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ヨシムラST-1カムLOVE

2台連続で同じ系統の作業だったので、手の動きに迷いがなくてめちゃくちゃ作業が早いです……!
バルブタイミングの調整って、狙った数値に一発でビシッと決まると脳汁が出るくらい気持ち良いんですが……。
「うーん、あと2度詰めたいな……トントン……トントン……あぁっ、行き過ぎた(汗)」 ってなるやつ、エンジン組んだことがある人なら絶対に共感してもらえるはず。
長穴スプロケットで「調整できちゃう」からこそ生まれる、終わりなきミリ単位の葛藤。 妥協できない性分だと、この無限ループに自らハマりにいっちゃうんですよね( `ー´)ノ

交換終わって一安心です。




ロッカーアームもう1回いけるんじゃん?って位に綺麗でした。
カムシャフトのカジリもありませんでしたよ。




スズキはアルミ素地部品が地味に多いです。
外した時にしかできないクリーニングはしっかり行っておきますよ。
インテークマニホールドの今の内に


インマニはまだ弾力ありますがオーリングはアウト。
地味にリークしていた感じですね。


黒いのは液体パッキンではありません。
キャブからの吹き返しと腐食していた感じです。
オイルストーンでは全く歯が立たず綺麗な状態にするのに地味に苦戦しました( ;∀;)

みなさん……これ、ほぼ絶対と言っていいレベルで【リプロ品は出て来ない】と思います。
ZやCBみたいな超巨大な世界規模の市場がある車種ならまだしも、この手のパーツは需要と採算を考えたらサードパーティが金型を起こす理由がどこにもありません。
「そのうち誰かがリプロで作ってくれるでしょ」と高を括っていると、純正廃盤になった瞬間に完全に詰みます。
メーカーから正規で入手できるウチに、迷わずゲットしておいてくださいね。
今手に入れて手元にストックしておけば、もうこの先ずっと安心して愛車と付き合えますよ( `ー´)ノ
13101-32F01-000 パイプアツシ、インテーク、レフト*2
13103-32F01-000 パイプアツシ、インテーク、ライト*2
チェーンスプロケットも交換するよ


想像よりも減ってますね。
まぁ丁度良いタイミングでした。

それにしても随分と錆びっぽいと言うか乾き気味?な感じですね。

外せるものをはずして綺麗に清掃しておきますね。


できるだけリフレッシュさせてあげたい。
カバーやタンクを付けたら殆ど見えなくなっちゃう部品なので、作業した本人の「やった感」や見た目の派手さは非常に少ないですが……。 次に数年後、自分がバラした時、あるいは他の誰かが触った時に「おっ!綺麗に手が入ってるな」と思える仕上がりになっているのって、すごく気持ちが良いし万人に優しいですよね。
誰も見ていない奥の奥にこそ、メカニックの誠実さが一番出ます。 未来の作業者(自分も含めて)へのちょっとしたプレゼントですね( `ー´)ノ

モノによりますがスズキ純正あるあるの質の低いボルト


安心の?鬼ネジロック……。 走行中に緩まないのは確かに良い事なんですが、いざメンテで「外せない」のは本当に困りものですよね(汗)。
しかも車種やグレードによっては、ボルト自体のメッキ処理が非常に悪くて最初から肌がザラザラだったりします。※上位機種だと流石にそんな事はないんですが……。 ザラついたネジ肌に大量のロック剤が食い込むと、もう外す時は完全に凶器です。
こういう箇所は、スズキ純正に拘らず【ホンダ純正のボルト】をサクッと流用するのが吉。
表面処理も造形も圧倒的に綺麗で、しかも価格もお手頃なことが多いです。 見えない・目立たないネジ1本でも、賢く選んでスマートに組むのが気持ち良いですよね( `ー´)ノ
過去最強!シフトオイルシールが抜けない

正直、普段なら一瞬で終わる作業です……。 大半はお掃除や面出しの時間で、トータル15分もあればパパッと片付くのが一般的。
でも、入庫時から全体的にアルミの腐食が目立っていたので「なんか嫌な予感がするな……」とは思っていたんですよね。
浸透潤滑剤をしっかり流し込んで、ヒートガンでじっくり温めて熱膨張を利かせる――。 いつも通りのセオリーを全部ぶち込んだのですが……今回は全く、ミリ単位ですらビクともしません(泣)。
力任せに行ったら一瞬でポキッと逝くパターン。 ここからの引き際と一手目の判断が、最大の正念場です( `ー´)ノ


時は流れ……嫌な汗をダラダラかき続けること丸1時間。
ようやく外れました!これは間違いなく過去イチのハードさでした(汗)。
プーラーとスライディングハンマーで引き抜こうとするものの、熱と経年でカチコチになったシールの掛かりシロがボロボロと崩壊していく悪夢。 引っ張るための「爪」を掛ける場所がどんどん失われていくあの絶望感……!
最終的には現場で即興の専用特殊工具(SST)を削り出して製作し、ギリギリの引っ掛かりを作ってどうにか無傷で摘出成功しました。 本当に胃が痛かったですが、ケース側を傷つけずに済んで心底ホッと一安心です。
油冷もいよいよこういう旧車じみたトラブルが増えてくる年代に突入したんだなと、しみじみ実感させられますね( `ー´)ノ

新品シールのリップ部分、初期封入グリスをきれいに拭き取って「デュポンのフッ素グリス」へ贅沢に入れ替えます。
グラム単価を考えるとクラクラする超高級ケミカルですが、あの1時間の死闘を経験した後だと、このひと手間の重みが身に沁みます……。
「もうこれでオイルが滲むこともないだろう」 そう確信できるだけの絶対的な安心感。 二度と漏れてほしくない、二度とあんな思いをしてバラしたくない場所だからこそ、最高峰の保険を仕込んでおきます( `ー´)ノ

そんな感じで続きます。
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