【整備ログ】実は希少なバンディット1200(K5)!ヨシムラST-1カムシャフト投入で油冷本来のパンチと咆哮を解き放つ

今日のつぶやき (‘ω’)

先週から鶏を3羽迎え入れましたが…… ハッキリ言います。
「愛が無ければ絶対に続けられない」世界です(笑)。
体感的には犬や猫のお世話よりも圧倒的に大変……!

飼う前にYouTubeやブログを漁ると、
「簡単!安い!毎日新鮮な卵が無料!」みたいなお手軽アピールばかりで「手間なんてほとんど掛からないよ〜」みたいなノリが多いんですよね。
でも、実際に現場で始めてみないと分からないことだらけ。

特に最大の難所が【うんこ問題】。
回数も1回のサイズも完全に想定外!「えっ、そんなに大きいの出るの!?」「さっきしたのにもう出すの!?」ってくらい半端じゃありません。
うちは一般的な「鶏舎を作って放置するスタイル」ではなく、
できる限りクリーン&衛生的にストレスなく管理したい派なので、余計にハードルを自ら上げている感はありますが……(汗)。

ただ、採れたての卵が市販のものと違うか?と聞かれたら、答えは「完全に違います」。
生臭さが一切ない。
それなりに良いお高い卵を買ってきたつもりでしたが、鮮度と透明感の差は歴然です。
味付けせず、シンプルに卵かけご飯あたりで食べ比べると衝撃を受けるレベル。

毎日の強烈なフン掃除と引き換えに手に入る、究極のご褒美ですね(´ω`)

今日のエンジン内部・油冷パワー覚醒ログ

対象車両: Suzuki BANDIT1200 K5(2005年モデル / 油冷後期・熟成のGV77A/GV79A過渡期モデル)

主役パーツ: YOSHIMURA(ヨシムラ) ST-1 カムシャフト(IN / EX)

なぜ「K5」は実は希少なのか?:

  • 油冷最終型(K6)の直前にあたる2005年モデル。
  • フレーム剛性や足回りが熟成され、点火マップや吸排気の環境対策が進んだ結果、GSF1200初期型のような「油冷特有の荒々しいトルクの盛り上がり」がややマイルドに調教されていた過渡期のレア年式。

ヨシムラST-1カムがもたらす変貌:

  • 低中速の扱いやすさを損なうことなく、中回転域からレブリミットまで怒涛の勢いで吹け上がる「本来の油冷ビッグブロックの暴力的な加速力」を復元!

せん。1ミリの妥協もなく組み上げた油冷エンジンの咆哮をお届けします!

千葉移住・移転1周年記念車検証入れ限定数販売中(*´ω`*)

デコボコのもう1つのBLOG。
「RURAL GARAGE
」


バイク以外の隠し部屋。
日常の便利アイテム、移住、美味しい食事、人生観など発信してます。

←click

ヨシムラST-1でやっと本当の1200油冷化

フラットでしっかり上まで回って車速の乗るフィーリングになるヨシムラST-1カム。
大人しくされたしまった油冷エンジンを目覚めさせる素晴らしいパーツ。

キャブのセットもほぼ要らずでそのままエアクリーナーBOX付きで美味しくなります。
こんなに素敵なチューニングパーツも本当に珍しいですよね。

カムスプロケットの長穴加工をします。

エンドミルを新しくしました。
物凄く良いです( ;∀;)
ほんと、ちまちまやっていないで、どんどんテストすべきでしたね。

こんな感じで仕上げて完成です(*´ω`*)
こう言うのも加工も自社でやらないで外注に出した方が設備もすっきりしますよね。
もう何でも自分でやらなければいけない、そんな時代ではないんだなぁ~っとしみじみ思います。

ヘッドカバーガスケットの注意点

プラグホールのヘッドカバーガスケット、芯材に「鉄」が入っているタイプがあります。
これ、経年劣化でカチカチになっていると、カバーを外した時にヘッド側のプラグホール周辺にパキッと残っちゃうんですよね。

軽くショック(衝撃)を与えてあげればポロッと簡単に剥がれるのですが……問題はその落とし先!
すぐ隣にはパックリ口を開けたカムチェーントンネルやオイルライン。
「あっ!」と指先から滑り落ちてエンジンの底深くにダイブしたら、一瞬で腰下全バラ・大捜索コースが確定します(汗)。

養生ウエスを詰める手間を惜しむような「ちょっとした横着が大事を招く」。
サンデーメカニックもプロも、絶対に忘れてはいけない整備の鉄則ですね( `ー´)ノ

この状態ではカムチェーンスライダーは前側のみ

もうそれは陶器のようにカチパンになってます。
交換できる時、部品が供給されるうちに交換しておくのがベストです。

表面を見たらクラックがパキパキに入ってますね……!
一見すると「これ、今にもポッキリ折れちゃうんじゃないの!?」と焦るビジュアル。

あ、ちなみに芯材には「鉄」がしっかり通っているので、ボキッと折れて脱落したりする心配は基本的にありません。 ……とはいえ、経年劣化で周りのゴム(樹脂)がパリパリに剥離して、破片がエンジン内へ飛び散ったりシール性が死んだりするリスクは大いにあります。

「折れはしないけど、仕事としてはもう完全に寿命」。
手遅れになって二次被害を出す前に、気持ちよく新品リフレッシュしておきたいポイントですね( `ー´)ノ

カムシャフトのカジリ

カムシャフトを降ろしてチェックしてみると、全体的にカジりが入っていましたが、まあ軽傷なレベル。

「カムのかじり=即エンジン焼き付き・ブロー」
みたいな極端なイメージを持たれがちですが、実はそんな事はありません。
ただ、山が削れてクリアランスが広がり、カタカタとタペット打音が増えて、リフト量が減った分だけ「ローカム化(パワーダウン)」していくだけのお話です。

……とはいえ、愛車のエンジンから耳障りなメカノイズが出たり、本来の吹け上がりがスポイルされるのは、乗っていて決して気持ち良いモノではありませんよね。
軽症のうちにオイル管理やクリアランスをしっかり見直しておきたいポイントです( `ー´)ノ

ロッカーアームスリッパーの摩耗が、あの耳障りな打音を呼ぶ。

カムシャフトが齧っているということは、当然その相方である「ロッカーアームのスリッパー面」も一緒にガジガジに齧っているケースがほとんどです。
表面の硬化層が荒れて削れ始めると、そこから一気に摩耗が加速してクリアランスがどんどん拡大していきます。

ここで最大の落とし穴なのが、「この摩耗クリアランスは、通常のタペット調整では絶対に補えない」 ということ。

スリッパー面が波打ったり段減りして偏摩耗していると、シックネスゲージを差し込んで規定値に合わせたつもりでも、カムが回転した瞬間に当たりが狂って結局「カチャカチャ音」が消えません。 異音を消そうと無理に詰めると、最悪カム山をさらに削る悪循環に。 音の元凶を断つなら、カムとロッカーアームはセットで点検・交換(または修正)が鉄則ですね( `ー´)ノ

まったく同じ型式のエンジンでも、カジらない人は10万km走っても一切カジらない。

結局のところ、「乗り方(使い方)」と「走らせている環境」の差なんですよね。
信号だらけの都心部だと、アイドリングで熱がこもり、発進と停止(ストップ&GO)の繰り返し。油圧が立ち上がる前に次の赤信号……なんてシチュエーションは、空冷大排気量にとってまさに拷問部屋です。

適正に上がった安定した油温で、しっかり回転を上げて油圧を送り込み、風を当てて冷却してあげる。 この当たり前の循環さえ作れていれば、バイクのエンジンってそうそう簡単に壊れるものじゃありません。 環境がバイクを育てる、と言っても過言ではないですね( `ー´)ノ

ヨシムラの指定値でバルブタイミング調整

バルブとピストンが干渉するようなギリギリの攻めたクリアランスを狙うわけじゃないので、
バルタイ測定は基準の4番(あるいは代表気筒)しか見ません。

カムチェーンの伸びやスラック、各パーツの製造公差やガスケット厚のバラつきまで考え出したら、正直ストリートの市販車なんて「結構いい加減」な世界です。

……とは言うものの! カムスプロケットの【長穴加工】だけは絶対に必須。
純正のポン付け固定位置だと平気で数度ズレていたりするので、長穴で美味しい狙い値にビシッと補正してあげる。 このひと手間でエンジンのツキと気持ち良さが劇的に化けます( `ー´)ノ

純正のカムチェーンテンショナーは優秀

これでも十分小さいのに最近のバイクはもっともっと小さいから驚いてしまいますよね。
非常にシンプルで理にかなった構造。

昔のZとかカタナとかのSTDカムチェーンテンショナーって今見ると信じられない・・・

こういう部品はメディアの噛み込みや侵入が怖いので、ウェットブラストは封印して地道にワイヤーブラシで仕上げます。

ゴシゴシ磨いて綺麗にしたところで、バイクの性能や馬力が上がるわけじゃありません。
正直、私にとっては「ただのおまじない」的な意味合いが大きいです。

でも、汚れを落として肌を整えておくと、クラックやカジり、ボルトの違和感に手先でパッと気付けるんですよね。 組む前の儀式みたいなものですが、こういう地味な手仕事の積み重ねが一番落ち着きます( `ー´)ノ

オートカムチェーンテンショナーは、「手でアシストして張る」のが一番安心。

基本はスプリングの力で自動的にカチカチと押し出してくれる構造ですが、これが意外な盲点です。
ヘッドカバーを開けた全戻し状態からスプリング任せで一気に張ろうとすると、テンション不足でまさかの「コマ飛び」をやらかすリスクがあります。
それに、スプリングのバネレート以上の力では押せないので、チェーンの弛み具合によっては次の1ノッチを押し切れず、大抵は「かなり緩めの状態」で止まっているのが現実です。

チェーンが緩いと、アクセルON/OFFの加減速で弛んだ分だけバルタイが前後に遊んでしまいます。 かといって手動でバチバチに張りすぎればガイド破損やフリクション地獄。 「過度な張りによる破損を防ぐため、メーカーとしては緩め設定が一番の安パイ」という設計思想もよく分かりますが、だからこそ絶妙な手応えで「あと半山〜1ノッチ」を手の感触で決めてあげるバランス感覚が効いてきますね( `ー´)ノ

蓋は本当に最後。
カムチェーンの調整は手で行っているのでほんと!最後の蓋なんです。

タペットクリアランス調整ツールはモーションプロ

モーションプロ(Motion Pro)のタペット調整ツール、これね。 本当にもの凄く良いです……!(※かなり旧型です)

剛性感、手のひらに収まる絶妙なサイズ感、そして何より作業中の扱いやすさ、すべてにおいて文句なしの【☆5つ】。

ロックナットを締め込んだ瞬間に芯のアジャスターが共回りして「あぁもう!」ってなるあの地味なイライラが完全に消え失せます。 一度このカチッとした節度感と作業性を味わってしまったら、もう普通のメガネとちっこいドライバーには二度と戻れません。

一回使ったらこれ以外で調整したくなくなる逸品ですね( `ー´)ノ

本当に絶妙な位置関係が本当にパーフェクトなツールなんです。

まだ間に合う?まだ一桁万円

多分、いまメーカーや問屋にある在庫が無くなり次第、次は高価な「削り出しカム」に切り替わる気がします。

大排気量4気筒のカムシャフトが、まだ「一桁万円」で手に入るのは間違いなく今がギリギリ最後のタイミング。
鋳造・量産の金型が落ちて削り出し(ビレット)に移行した瞬間、価格は軽く2倍〜3倍へ跳ね上がるのがこの業界のお約束です。

将来的にカム周りをリフレッシュするつもりがあるオーナーさんは、迷わず今のうちに「キープ(確保)」しておくのが絶対に必須ですね! 「あの時買っておけばよかった……」と後悔する前に動くのが正解です( `ー´)ノ

  • URLをコピーしました!